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  「ソーシャルレンディング」は、お金を「貸したい人(個人)」と、「借りたい人(経営者など)」とを結び付ける金融システムで、従来の中小向けローンに変わる仕組みとして注目されている。もしも返済が滞った時にも、貸し手が大きなダメージを受けない仕組みになっているのが特徴。
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ローリスク安定リターンを目指す
ソーシャルレンディングの仕組み
JNEWS会員配信日 2013/10/14
事例:Funding Circle

英国の「Funding Circle」は、ソーシャルレンディングの代表的なサイトであり、1社につき5,000〜100万ポンド(約80万〜1億6,000万円)までの事業融資に対応している。その仕組みは、個人の投資家が貸し手となり、サイト内に公開されている多数の融資案件の中から、良いと思う案件を選び、最小20ポンド(3,200円)〜の資金を入札する。

ただし、同サイトで運用する資金の総額に対して、1件の融資は1%までに抑えるシステムになっている。つまり、最低でも 100以上の案件に資金を分散して投資(融資)することにより、もしも、貸し倒れが発生した時の損失を 100分の1に軽減させているのだ。

《リスク分散したソーシャルレンディングの仕組み》

 

各企業から申し込まれた融資案件は、あらかじめ同社が審査をした上で、「A+・A・B・C・C−」という5段階の信用ランクに分類される。その中から自分が融資したい先選んで、金利の入札をすることができる。

《安全ランク別の入札金利水準/年率》

 

実際の投資利回りは、金利収入から、同サイトが差し引く手数料(1%)と、不良債権(貸し倒れ)による損失を差し引いたものになり、その平均利回りは「5.8%」となっている。

英国の政策金利が「0.5%」ということからすると、かなりの高利回りといえるが、この成績は、株式売買のように、投資判断の優劣で損得がハッキリと分かれるのではなく、大半の投資家が、安定した利回りが得られるような仕組みが構築されている。



この記事の核となる項目
 ●社債投資を進化させたクラウド金融の視点
 ●高利回り+安全性を確保したソーシャルレンディングの仕組み
 ●消費者向けソーシャル金融の投資効果
 ●ソーシャルレンディング投資の注意点と可能性
 ●プロの投資で成長する株式発行型クラウドファンディング
 ●保証人制度改正で浮揚する新たなマイクロ金融の取引モデル
 ●虚勢を張り続けるヘッジファンドの投資成果とビジネスモデル
 ●フェイスブックの成長を支えた株式セカンダリー市場のカラクリ


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