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個人ブログサイトを組織化する 販売代理ネットワークの構築術 |
written in 2004/5/1
商品やサービスを広く販売するためにはいくつかの方法があるが、“販売パートナー”を募って組織化することも選択肢の一つ。もともと流通業界では(メーカー→卸業者→小売店)という役割分担が明確にされて、各メーカーでは優れた製品を作ることと共に、優れた販売ルートを築くことが売上を伸ばすための必須条件となっていた。
しかしオンライン販売などの新しい販売方法が開発されていく中で、流通経路は簡略化されていく流れにあるが、最近になって再び“代理店方式”の販売手法に注目が集まっている。というのも、ネット上では個人のブログサイトが人気化して、そこで商品が紹介リンクされると効果的な注文へつながることが実証されてきたためだ。
オンライン販売における「販売代理店」とはアフィリエイト・プログラムの加盟サイトを指すとみてよいだろう。個人のブログサイトでは、各作者が寝る間を惜しんで日記の更新をしているわけだが、その作業から何らかの対価や報酬を得たいと考えるのが一般的な心理である。そこで大手ショッピングモールのアフィリエイト・プログラムに参加して、日記の中で紹介した本や家電製品の販売ページにリンクを張ることで、二次的な商品販売を手掛けることが流行っている。
ただし、そこから得られる手数料収入は、仮にブログサイト上で月25万円の販売実績でも7千円〜1万円程度にしかならない。これではブログ作者のモチベーションが低下することも予測されるため、さらに練られた高度な販売代理システムを構築していくことが今後は重要になってくる。
(オンラインショップ経営術一覧へ)
●アフィリエイト加盟サイトの販売力と問題点
●オンラインに応用する販売代理店方式の研究
●代理店のモチベーションを高める手数料率の設定方法
●月間販売量によってスライドする手数料率の例
●幼児用教材の販売システムから代理店ビジネス
●ポータルサイトの収益モデル変化と広がるアフィリエイト販売
●アフィリエイトで形成する販売代理店網の特徴と成果の考察
JNEWS LETTER 2004.5.1
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