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売上が大きくなるほど重荷になる 物流コストの仕組みと改善策 |
written in 2004/6/28
通販事業というのは店舗を持たない代わりに、商品を一つ一つ梱包して発送しなくてはならないという煩わしさがある。これは通販の媒体が紙からネットへと移っても、基本的にアナログの作業のままである。ホームページ上からでは見えないが、実際のオンラインショップのバックヤードでは、商品の梱包〜発送作業が仕事の大半を占めているのだ。
特に個人向けの通販業務では、売上や注文件数が増えることによる物流コストのスケールメリットを活かしにくいという問題点がある。逆に、ショップの知名度や信用力が高まってくることにより、消費者は“見栄えが良くて安全な梱包”と“迅速な発送”を求める要望が強くなるため、それにすべて応じようとすればショップ側の負担は次第に重くなっていく。
大手の通販会社においても、商品梱包〜発送作業には相当のコストがかけられていて、ダンボールの購入費用、梱包材料の購入費、商品の運送料などを合算した運賃荷造費にかかる経費は、売上高から商品原価を差し引いた粗利益のおよそ10〜15%という水準である。これは全社の従業員にかかる人件費の総額と同水準とみてもよい。
(オンラインショップ経営術一覧へ)
●大手通販会社の売上高に占める物流コストの割合
●オンラインショップの物流にかかるコストの内訳と改善の工夫
●輸送費、送料改善の工夫
●包装、梱包費を軽減させる工夫
●究極の物流コスト削減策とは…
●巨大物流を支える共同配送センターの仕組みとセンターフィー問題
●利益率を向上させる商品配送(物流)の工夫と効率化の手段
JNEWS LETTER 2004.6.28
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